海外のCBD界隈で興味深いニュースがあったので紹介したい。
CBDサプリの宣伝において、有名人であるクリント・イーストウッド氏の名が利用されるという事件が発生した。そして覚えのないこととして、イーストウッド氏はCBD含有のサプリを販売している会社を訴えているのだ。
この記事のまとめ
CBDサプリ提供の合計20数社が訴えられる
イーストウッド氏が不当に名前を使われたとして7月22日に裁判所に訴えた会社は、20数社に及ぶ。
これらの会社はCBDを成分としたサプリを販売している会社だが、イーストウッド氏がさもCBDを推奨しているかのような内容を売り出し文句としてCBDサプリを売り出したというのだ。
訴えられた会社は、どれもアリゾナやフロリダといった大都市に本社を構えているという。
ここまでだと普通のニュースと変わらないので実際にどの会社が訴えられているのか調べてみました。
実際に訴えられている会社一覧(一部)
- Sera
- Greendios
- For Our Vets LLC
- Norok Innovation
- Natural Stress Solutions
- Mabsut Life US Corp
私は初めて聞くところが多いのですが、アメリカは訴訟大国なので結構大きなところが平気で訴訟されていたりするようです。
覚えのない広告内容にイーストウッド氏の怒り
訴えられた会社は、「イーストウッド氏は映画を辞め、CBDビジネスを始めている」という内容の虚偽ニュースを流した。さらに「イーストウッド氏はCBDで再生した」「彼の衝撃的な秘密」といった謳い文句を使って、サプリを販売していたという。
しかしイーストウッド氏本人は、これらの製品に関わった事実はないと否定する。彼自身の関与の事実がないままに、広告を使う企業が増加した。そのためイーストウッド氏は法的措置を決意したと言われている。
イーストウッド氏は90歳という高齢に関わらず、若々しい見た目をしている。加えて有名人であることを合わせれば、CBDサプリの広告には大きな影響を与えるだろう。
実際サプリメントのような健康食品の宣伝に、有名人が使われることは珍しくない。インパクトを持つ人物であればあるほど、売れ行きに大きく影響するだろうことは想像に難くない。
イーストウッド氏の名を利用した会社も販売への影響を見越しての事だろうが、問題は本人の許可を得ることなく利用したことにある。さらに虚偽のニュースまで流したとあれば、イーストウッド氏自身の今後の活動に何らかの問題が起きかねない。
全く身に覚えがないのに老けてないって理由だけで、突然CBDの親善大使みたいな状態にされたらそりゃ怒りますよね。。
イーストウッド氏だからピンとこないかもしれないけど、国内で言うと「ジョジョの作者の荒木飛呂彦先生が老けてないのはCBDのおかげ」みたいなことを突然言われ始めて神輿担がれるのと同じだもんな……
当たり前だが、CBD製品でも本人による許可なしの使用は罪
本来、本人の許可を得ずに名前や写真を使うことは許されない。
日本の法律に限って言うならば、他人の名前を騙ってその他人自身を貶める行為をした場合は名誉棄損などの罪に問われる可能性がある。
また勝手に他人の顔などが写った画像を流布させれば、肖像権の侵害の罪に問われる場合もある。
安易な気持ちで他人の名前や画像を使うことは相手を傷つけ損失を与えるだけでなく、利用した本人も損害を被る行為である。
短絡的な行動は起こさないように注意すべきだ。
Author Profile
- 2年前初めてCBDオイルに出会ってからどハマりしている自称都内っ子のアラサー女子(本当は東京の奥地のド田舎)
CBD製品は一通り全て試しており、CBDオイル検定が出れば即1級を取得できると豪語している。CBDオイルが好きすぎて論文などまで読み漁ったため、専門家に匹敵する知識が売り。
マニアックすぎて彼氏や友人に引かれるのでネットにてその知識を紹介中。
コメント