CBDオイルは国内でも楽しむことができる。
でも実際どうやって始めたらいいのかわからない、そう行った初心者の方向けに、CBDオイルの始め方についてご紹介していきます。
この記事のまとめ
CBDオイルを始めるにあたってもっとも最初に気をつけなければいけないことは法律!
CBDを摂取する時に一番重要なのは、何と言っても法律に抵触しない安全な製品を選ぶという事がポイントです。
と言うかここが全てです。
日本で注意しなければいけない法律が2つあります。安全なCBDオイルとは、この2つの法律のどちらにも抵触してはいけません。
CBDを使う上で気を付けるべき2つの法律は以下の通りです。
(1)大麻取締法をパスしているか?
大麻草(カンナビス・サディバ・エル)及びその製品の事を指します。
大麻草は成熟した「茎およびその製品(樹皮を除く)」並びに大麻の「種子及びその製品」を除くと同法で記載されています。
それ以外の部分(花、葉、根)から抽出された物はアウトです。
(2)麻薬及び向精神薬取締法(麻向法)に抵触していないか?
THCを少しでも含むとアウトになります。
この2つの法律に抵触しないCBD製品を簡単にまとめると以下のようになります。
- 成熟した大麻草の茎と種から抽出されたCBD製品。
- THCを含まないCBD製品。
国内のVAPE(電子タバコ)ショップやCBDオイルの正規輸入代理店は、まず輸入する際にこの2つの法律をクリアした上で税関を通過した物を販売している為、法律に抵触する事はありません。
ご自身で海外から個人輸入する際は、必ず成分をリサーチした上で輸入するようにしてください。
個人輸入は全責任を自分が負うことになるので、楽天などで販売されているものを購入されるほうがオススメです。
CBDオイルの初心者におすすめのCBD製品
日本で流通しているCBD製品を大まかに3つに分け、吸収率の良い順にご紹介します。
(1)VAPE(蒸気吸入)
まず王道から。
CBDリキッドをVAPEと呼ばれる電子タバコのような機械を使って気化させて、吸入する方法です。ほとんどの人がこれを想像するんじゃないでしょうか?
肺から血流に直接吸収されるため、効果が一番早く体感できます。
因みにVAPE用のCBDオイルではない物を、VAPEで使用した事があるというCBD製品販売ショップに問い合わせた所「まずくて吸えたもんじゃないです。」という回答を得られました。VAPE用のものを買いましょう。
VAPE専用のCBDを使わないデメリットは以下の通りです。
- CBDオイルの場合、酸化脂質の発生。(癌の原因になりうる)
- 口腔内のやけどや不快感などの危険性。
- VAPEのデバイス(機械)が故障する。
- フレーバーがあまり選べない又はまずい。
VAPEでCBDを吸入する際は、必ず専用のVAPE用CBDリキッドやオイルを使う事を推奨します。
VAPEで吸入した時の生体利用率は、吸い込む量や息を止めている時間にもよりますが、研究によって多少の幅があるものの、最大約60%とされていますので、CBDを摂取する上で一番吸収の良い方法になります。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6222489/
(2)オイルを舌下投与で摂取する方法
今度は本物のCBDオイル製品。
CBDオイルの使用方法の基本は、毛細血管が多い舌下に垂らして舐める方法です。小さい時にはちみつをこっそり舐めた経験がある方、気分的にはそんな感じです。
口腔粘膜から直接CBDを摂取する事によって、カプセルや食品(経口摂取)のよりも効果を感じることが早いです。
それでも、効率はVAPEよりもちょっと低い、約35%前後。
VAPEが60%って考えるとちょっと少ないですね。CBDオイルを販売するメーカーは舌下投与を推奨しています。
(3)カプセルや食品等で経口摂取する方法
多分やってて面白くはないやつです。健康を気にする人向け。
口から摂取した食べ物や健康食品はCBDに限らず、消化吸収されてから肝臓で代謝されてから体内に吸収されますので、上記の2つの方法より、かなり吸収率は下がり約6%~15%と言われています。
その他のCBDを吸収する方法として、塗るCBD(クリーム・ローション)も存在しますが、CBDの吸収率は更に低くなります。
以上の事から、単純に考えるとVAPEでの蒸気吸入が一番吸収率は良くなります。
しかし、今迄VAPEを利用したことのない方は、慣れるまで蒸気を吸う際にむせる事もあります。
更に、VAPEのデバイスを買う際に初期費用も必要になることから、全くVAPEを使ったことのない初心者は、CBDオイルの舌下投与から始め、より効果的な方法を期待するようになってから、VAPEにチャレンジしてみる事をお勧めします。
CBDオイルの含有量による違いは?
CBDオイルの含有量の表示は、以下の様な表記があります。
- CBD濃度〇%
- CBD含有〇〇㎎
- CBD〇〇ml
例えば、CBDオイル1瓶が10mlに対してCBDの総量が500㎎含まれている場合は、5%の濃度になります。
オイルはパーセンテージが上がるほど、濃くなるため、値段も高い傾向にあります。
VAPEやオイルで人気があるCBDの濃度は5%前後ですが、初めて摂取する方は、人によって眠気が起きる場合や稀ですがアレルギーが起きる可能性もあることから、3%等の濃度が低い物から摂取する事をお勧めします。
重要なのは、一日に摂取する総量です。
例えると、15%の濃度のCBDオイルを1ml摂取するよりも、5%のオイルを4ml摂取する方が摂取するCBDの量が多くなるというように、濃度の低いCBDオイルでも、量自体をたくさん摂ってしまうと、一緒又は、それ以上になってしまうので濃度だけに惑わされないようにしましょう。
オイルの成分による違いは?
日本で買えるCBDオイルは、法律上違法成分のTHCを含まない事と、成熟した大麻草の茎や種子から抽出されたものでなければなりません。
しかし、神経科医で精神薬理学の研究者のイーサン・ルッソ医学博士(Phytecs社メディカル・ディレクター)は、麻の情報に特化した総合ポータブルサイト「麻なび」のティーパーティーで、癌治療の為には花穂から生成された製剤が必要と、報告しています。
https://asanavi88.com/wp-content/uploads/2017/07/IMG_0194.jpg
CBDを最も生産できるのは受粉前の雌株の花穂になる為、CBDオイルで最も効果が期待されている部位からの抽出したCBD製品は、現在のところ、日本では使用できないのが現状です。
信頼できるメーカーはどこ?
近年アメリカでCBD製品が問題となった事例は、以下の通りです。
- 違法成分のTHCを含んでいた。
- CBDが表示されている量より少ない、又は入っていない。
- 農薬や重金属が検出された。
等と、粗悪なCBDオイルが販売され、アメリカのFDA(食品医薬品局)によって、CBDの副作用や健康被害も報告されています。
信頼できるメーカーのポイントは以下の通りです。
- GMP(医薬品適正製造基準)認定されている。(有害な化学物質を含まない事を意味する)
- 第三者機関に成分分析を依頼している。
- 必要に応じて分析証明書や製造証明書を提示してくれる。
日本のVAPEショップや正規輸入代理店で売られているCBD製品は、輸入する際に厳しいチェックを通って販売されていますので、あまり問題ありませんが、気を付けたいのは個人輸入やインターネットで購入する場合です。
特にアメリカはTHCを含んだCBD製品が合法の州もありますので、個人輸入やインターネットで購入の際は細かく調査する事が重要となります。
私自身が実際に体験した通信販売の例では、同じ名前と見た目の商品ですが、サイトによって成分が違う物があったことから、正規輸入代理店とそのサイトに問い合わせた所、正規輸入代理店より偽サイトですという回答を頂きました。
偽サイトの方からは返答はありませんでした。以上の事から、購入の際は、初心者ほど正規輸入代理店かVAPEショップでの購入をオススメします。
そして疑問に思ったことは、ガンガン問合せして、返答のないようなメーカーやショップからは購入しない事をお勧めします。
安くて安全なお勧めのオイルはどれ?
値段に関しては、濃度が濃くなるほどに高くなる傾向があります。
使用頻度や使用量でも異なりますので、一概にこれが一番安い!とは言い切れませんが、安全性に力を入れていて日本でも人気のメーカーをご紹介します。
エンドカ:ENDOCA
- オーガニック認定されたヘンプを利用。
- 厳正な品質検査を行い、検査結果の透明性も保証している。
ディキシー・ボタニカルズ
- GMP認定されている。
- 着色料・保存料・砂糖を使用していない。
ヘンプメッズ:HempMeds®
- ヨーロッパで栽培された遺伝子組み換えでないヘンプを使用。
- 農薬・除草剤・科学肥料不使用。
- 安全性の為にトリプル検査を実施している。
ファーマヘンプ:Pharma Hemp
- 土壌選びからこだわっている。
- 第三者機関に品質検査を依頼している。
CBD製品を作る上で、安全性にこだわりをみせる様々なメーカーがあります。
最近では、国内で販売されていたCBD大手メーカーのエリクシノール社の製品が自主的に販売中止になった例もあります。
違法成分等が混入していないか心配な方や初めての方は、リアルタイムの情報をこまめにお調べになるか、現在も営業しているCBD製品の輸入代理店かVAPEショップにお問い合わせ後に購入するようにしてください。
まとめ
CBDは、リラックス効果や不眠、薬物依存症改善、癌等、さまざまな研究が進んでいますが、現在の日本では医薬品として認可されておらず、健康食品というカテゴリーに属します。
実際CBDでリラックス効果を体感した方が多数いらっしゃいますが、大量に摂取したからといって、全ての病気が治癒するわけではありません。
初めての方は、必ず少量から摂取し、体調をみながら自分にとっての丁度良い量になるよう調整してください。
Author Profile
- 2年前初めてCBDオイルに出会ってからどハマりしている自称都内っ子のアラサー女子(本当は東京の奥地のド田舎)
CBD製品は一通り全て試しており、CBDオイル検定が出れば即1級を取得できると豪語している。CBDオイルが好きすぎて論文などまで読み漁ったため、専門家に匹敵する知識が売り。
マニアックすぎて彼氏や友人に引かれるのでネットにてその知識を紹介中。
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